2009年07月19日 紀三井寺球場
田辺vs神島
2009年夏の大会 第91回和歌山大会 2回戦

試合シーン
田辺市勢対決は田辺が制し、3年ぶりの3回戦進出
田辺商業から校名変更して3年目の去年、ベスト8入りを果たした神島(カシマ)。 その 神島 に初戦で敗れたのが、田辺でした。その雪辱に燃える田辺は、1回戦・南部龍神を5対3で破って 神島 との2回戦に挑んだたけに、同じ田辺市内にある高校には、2年連続で負けられないという思いが、初回の攻撃に表れます。
田辺は、 神島 の先発2年⑪虎伏の立ち上がりを攻め、2番・小薮の右中間を破る3ベースで1アウト3塁のチャンスを作ると、3番・中田のライトへの犠牲フライでまず1点を先制します。そして4番・片井と5番・池田も連続ヒットでつないで、2アウト1・2塁から6番・藤本が、右中間を破る2点タイムリー2ベース。電光石火の速攻で、4本の長短打を集めた田辺が、1回に3対0とリードします。
先制された 神島 の先発2年生⑪虎伏は2回から立ち直り、田辺の3年生エース・速球派の①片井と投手戦を演じ、お互いスコアリングポジションにランナーを出しても、要所を締める粘り強いピッチングで得点を許しません。
しかし、グランド整備が終わった直後の6回、田辺は、再び 神島 の先発2年生⑪虎伏をとらえます。1アウト満塁から9番・光吉のセンター前ヒットで5イニングスぶりに1点を追加すると、2アウト満塁から2番・小薮が四球を選んで押し出しの追加点。さらに、続く3番の2年・中田がレフト前に2点タイムリーを放ってこの回、一挙4点。中盤に追加点をあげた田辺が、7対0と勝負を決めました。
神島 も7回から3年生エース①石橋がリリーフし、田辺打線の勢いを止めると、その裏1アウト2・3塁のチャンスを作り、9番に入った①石橋のショートゴロの間にようやく1点を返しコールド負けを阻止しますが、このあと追加点をあげることができません。
結局、1回と6回の集中打でビッグイニングを作り、エース①石橋が、 神島 打線を5三振・2四死球・7安打1失点の完投で抑えた田辺が、昨夏の初戦敗退の借りを返し、田辺市勢対決を制しました。
田辺は、準優勝した88回大会以来3年ぶりに3回戦へ進出し、シード校の国際海洋第二と対戦します。
敗れた 神島 は、去年のベスト8の主力が多く卒業し、スタメンの3年生は4人だけでしたが、ベンチ入りメンバーも20人中13人が、1・2年生という若いチームだけに、この夏の経験を今秋以降の新チーム作りに役立ていくでしょう。
また田辺は、1916年の2回大会から参加している伝統校で、1995年の77回大会で、夏の甲子園に初出場してから、81回大会ベスト8・84回大会ベスト4・88回大会準優勝と、毎年まとまったチームを作ってきます。セカンド・サード・ショートが2年生という若い内野陣と他の3年生レギュラーが、お互い切磋琢磨してレベルアップしている田辺。春の選抜甲子園ベスト8の箕島が初戦で破れ、ベスト8に残れば、どのチームにも優勝のチャンスがあるだけに、ベスト8入りをかけた次の国際海洋第二との3回戦が、とても楽しみです。
(文=田村正浩)



































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